今期のA級2班から、来期はS級2班へ飛び級する畝木聖。今期もここまで好調だが、前節の奈良は決勝進出を逃した。

「奈良は乗っている感覚が良くなかった。33バンクも得意ではないし…。今期、決勝に乗れなかったのは奈良と8月の防府だけ。今回は400バンクなので大丈夫だと思う」。

　 今節はひと味違う姿を見せてくれそうだ。来期は待ちに待った初S級。しかし、「このままでは通用しない」と、自己分析をする。

「ずっと一定のスピードを持続させるのが苦手。課題の持久力を上げないとダメでしょうね。それと、もっと体を大きくしないと。今の体重が62キロ。来期までに60キロ台後半にしたい。今月から来年1月末までバンクが使えなくなったので、ウエイトトレーニングの量も増やしている。これでレースに行って、どうなるのかも確かめたい。状態把握は初日に走ってみてからですね」。

　バンク練習ができなくなったことも理由の一つだが、パワーアップを目指して普段と異なる調整法で挑む今節。これまで3節走って、全て決勝進出を果たしている好相性の別府バンクで好感触をつかんでおきたい。(netkeirin特派員)