2021/10/24(日) 19:00 2 10
弥彦競輪「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は24日に最終日を迎えた。12Rの決勝戦は平原康多が新田祐大の番手捲りをズバッと差して4年振りのGIタイトルを獲得。優勝した平原と2着大槻寛徳、3着菅田壱道のレース後インタビューをここで紹介したい。(アオケイ・長谷川記者)
(吉田)拓矢が踏んだときに新田(祐大)も慌てて踏んでくれて、そのおかげでスイッチすることができた。最後は思い切り抜くようにいかないと諸橋さんにもチャンスがないので、思い切りいきました。諸橋さんとワンツーだったら何の心残りもなく喜びだらけの開催でしたが、落車と失格があったのは残念。
今日はほんと震えるくらいの声援をもらって、すごい力になりました。自分は中学2年まで岩室に住んでいたので、今回は親戚の人の応援も多かった。まだ終わったばかりでボーッとしていますが、ここでの優勝は別格ですね。
今年は頑張っても頑張っても落車が多くてなかなか波に乗れなかったけど、ここにきて力以上のものが出てくれた。(宿口)陽一が宮杯を優勝して、それで肩の荷が下りたというか、自分だけで背負っているのがなくなったのも大きい。これでグランプリは陽一との連係ですね。緊張感はありますけど、すごく楽しみなレースになると思う。年末までにはもっと体の状態を良くして、もっともっと良い走りができるようにしたい。
(菅田壱道に対して)追い上げてくるって分かっているのに入られて、そこから追い上げにいかないのはダメ。自分たちが4車で一番しっかりしたラインだったのに、内容が良くなさすぎる。俺はもう年齢的にあれだけど、あいつはGIを獲る獲らないの勝負をしている選手だから、あえて厳しく言わせてもらう。結果は2着3着だけど、各々がやることやった着じゃないのでダメですね。
全部オレのせいです。脚力のなさを痛感しました。ナショナルチームの洗練されたダッシュに付いていけなかった。俺が離れたせいでラインに迷惑をかけたし、普通にあそこ(3番手)にいればなんてことなく新田先輩の優勝だった。本当に何の言い訳もできないくらい脚力不足。それに尽きます。悔しい気持ちより申し訳ない気持ちですね。