2025/09/19(金) 11:40 0 0
19日から開幕する奈良競輪「スピードチャンネル・スカパー杯(FI)」。12RではS級初日特選が行われる。
本命に推されているのが脇本勇希ー村田雅一ー東口善朋の、近畿トリオだ。
先頭を務める脇本は近況絶好調だ。前々走のGI・オールスターでは二次予選で先行する佐々木眞也の番手から抜け出す松谷秀幸、3番手から先捲りを放つ小林泰正といった強敵たちを丸々乗り越えて1着で勝ち上がりを決めた。
翌日の準々決勝でも単騎で3着に滑り込み、ビッグレース初の準決勝進出を果たした。次走の弥彦競輪でも予選、準決勝と連勝で決勝へ進むと、その決勝では最後の直線で渡邉雄太の番手から追い込む諸橋愛に1/4車輪差まで迫る好内容で準Vの成績を残した。迎えた今開催初日、番手の村田とは何度もワンツーを決めてきた実績がある。相性抜群の頼もしい先輩を背に今日も奮闘する。
その村田は41歳にして今年大ブレイク。全日本選抜、ウィナーズカップとビッグレースで優出を果たし、賞金ランキングでも上位争いに加わっている。直近4か月で差しの決まり手13本とシャープなタテ脚が持ち味で、前走の岐阜記念の準決勝では前を託した福永大智が不発でもインに活路を見出し、鋭い中割り強襲で2着に食い込んだ。今日も恵まれたポジションを活かして自慢のタテ脚で追い込む。
対抗するのは小原太樹ー内藤秀久の南関コンビだ。小原と言えば厳しい牽制で前の選手を援護する仕事人という印象が強いが、まだ自力でも戦える脚を備えている。7月の佐世保競輪の初日特選では荒井崇博との位置取り争いを制し、3番手から黒沢征治の先行を捲り切って番手の須永優太とワンツーを決めている。今日はタテ・ヨコどちらで勝負するにせよ、レースを左右するキーマンであることは間違いない。
単騎の竹内智彦、松川高大も一発を狙う。特に竹内は前走の京王閣競輪初日で諸橋愛と激しい競り勝負を繰り広げたガッツマーカー、今日はどんなレースで魅せてくれるのか楽しみだ。
強豪揃いの一戦、この中から一歩抜け出すのは誰になるのか。
★奈良競輪12R・S級初日特選は20:30発走!
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