2025/09/18(木) 12:00 0 0
18日に最終日を迎える岐阜競輪「中京スポーツ杯・HPCJC杯(FI)」。12RではS級決勝が行われる。
唯一ライン3車を形成するのは九州勢、先頭を務めるのは今年初めての優出となる甲斐俊祐だ。実績・点数では他の自力2車にやや劣るが、4月に伊東で行われたアドバンス初日では上がり9.4秒の快速捲りで佐藤慎太郎、大石剣士を撃破しているようにトップスピードの高さは非常に魅力的。競輪でも先行・捲りどちらでも戦える強みを活かして結果を残したいところ。
その番手を回るのは実績最上位、元オリンピアンの井上昌己だ。今年は体調不良にも悩まされ成績をやや落としていたが、近況は徐々に復調気配を漂わせている。準決勝では前の片岡迪之が不発でも中割り強襲で2着に突っ込めているあたり、持ち味であるシャープなタテ脚が戻ってきているように映る。意外なことに今年はまだ優勝が無いが、ここでチャンスをモノにできるかどうか。
3番手を回る角令央奈は初日に甲斐俊祐と好連係を決めている。自力脚も備えており、3番手の位置からでも直線鋭く強襲する。
その強力九州トリオの対抗筆頭となるのが寺沼拓摩だ。準決勝では3番手で格清洋介と並走になり終始外々を回される苦しい展開となったが、最終バックで仕掛けると前と車間を空けて牽制する角令央奈を楽々と乗り越え快勝。立ち回りの巧さに加えて強力な脚も備わっているオールラウンダーっぷりを存分に発揮した。S級初優勝をここで掴み取れるか。
そして唯一、地元からの勝ち上がりとなった不破将登は橋本智昭の番手を選択した。不調に苦しみ点数は年明けの106点から大きく落としてしまったが、今開催は連日番手のポジションからしっかりとタテを繰り出し連勝を決めたようにデキは上々。相手は強力だが橋本の走り次第では十分にチャンスはある。地元の意地を見せつけたいところ。
大混戦の決勝戦、優勝を手にするのはいったい誰になるのか。ぜひ注目してほしい。
★岐阜競輪12R・S級決勝は20:30発走!
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