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【寛仁親王牌】涙のGI初勝利に谷口遼平「家族のことを思うと…」

2021/10/21(木) 16:00 0 10

弥彦競輪の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」が21日に初日を迎えた。一次予選6Rを制した谷口遼平に話を聞いた。

初優勝の谷口遼平
 同期、同級生の長尾拳太に任されての自力戦。とはいえ、相手は小松崎大地取鳥雄吾と、分が悪いのは承知済み。車番的にも劣勢で厳しい展開が予想された。ところが、柔軟な運びで勝負どころを逃さず、シャープなまくりで長尾とワンツーを決めた。

 見事にGI初勝利。
「後方になってしまったが前を見る余裕があったしよかった。なんか車の出も良かったし終始、余裕がありました」と会見では笑顔がほころんだ。

 前場所の熊本記念ではGIII初のファイナル進出と流れはいい。好調の秘訣は単純明快だ。
「1、2カ月前に弟子を取ったんです。それから練習量が増えたし、弟子が見ているという責任感が出ましたね。おかげで身が入ってます。結果も出ているしこれが(好調の)要因でしょう」。

記者会見を終えて思わず涙
 共同記者会見では平静を装っていたが、終えると感情を抑え切れず涙をこぼした。うれしさが自然と込み上げてきたのだ。
「ゴール後、込み上げてきて。前回、記念決勝に乗った時は涙は出なかったのに今回は…。家族のことを思うと泣けてきました」。
着用するインナーには家族の名前が明記されている。

 人間と人間がぶつかり合うのが競輪。感情をむき出しにして喜びを表した谷口の姿には勝負師の気概に加え、あたたかい温もりを感じた。(netkeirin特派員)

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