2021/10/21(木) 10:30 0 1
上遠野拓馬は初日に村瀬大和、準決は福元啓太との同期対決を制して、連勝で決勝へとコマを進めてきた。
「魅せるレースをするつもりだったし準決は(早めに)行くって決めていました。それに積極的に仕掛けた方が成績も残せているので。兄弟子の桜井(正孝)さんからも『初日と2日目に良いレースをすれば最終日に1番いい結果が出やすい』ってアドバイスをもらっています。そこを意識して走れました」と納得の勝ち上がりに自然と笑みがこぼれる。
上遠野は目標とする選手に「深谷知広さんと竹内雄作さん」を挙げている。
「そのことを地区プロの時に(同県の先輩・菅田)壱道さんに相談したんです。そしたら『深谷も竹内も、どんな展開でもしっかり先行するぞ』って言われて。だから自分もどんな展開でも先行しようって。準決もちょっと無理矢理になったけど、“尊敬する2人なら絶対行く”と思って仕掛けていきました」
日本を代表する先行選手に近づくために、決勝も「内容重視の積極策」で爪痕を残す。(netkeirin特派員)