2025/08/21(木) 13:42 0 13
松戸競輪場のナイター「開設75周年記念・燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(GIII)」が23日に開幕する。今シリーズの見どころを探っていきたい。(町田洋一)
南関勢が中心
今シリーズは、やはり南関勢の牙城が崩れそうにない。軸は深谷知広、郡司浩平、岩本俊介の布陣。中でもV最短は郡司。さらに青野将大が勝ち上がれば、盤石の布陣となる。
函館オールスターでは優出を逃した郡司だが、状態に不安はなく、夏バテの心配もなし。
初日特選、決勝では深谷との連係が基本だが、自力勝負も可能だ。膝痛から回復した深谷は、後半戦での活躍が楽しみ。
岩本はS班の責任を果たし続け、今開催は最も大切にしている地元戦。自力、番手、3番手と、脚力をベースに柔軟な走りを見せている。
大会連覇狙う清水
清水裕友は大会連覇を目指す。夏場は苦手でオールスターでも苦戦したが、短走路は得意。仕掛けどころを逃さず、南関勢に一矢報いたい。
その他の勢力図
北日本は1班の自力型が飯野祐太のみと戦力的に厳しいが、追い込みの和田圭が安定。
中部近畿は大物不在で決め手を欠く。
九州は北津留翼、山田英明、後藤大輝、松岡辰泰らが台頭のチャンスをうかがう。
地元勢の奮起
地元南関では、支部長・中村浩士がまとめ役。グランプリ覇者・和田健太郎、地味ながら鋭いタテ脚を持つ近藤保、そして師匠・滝澤正光の冠レースに臨む伊勢崎彰大が、地元を盛り上げる。