2025/08/20(水) 09:26 0 0
沖縄支部ルーキーの新垣慶晃が準決勝3Rで4着。4Rが終わって決勝進出が決まると「7番目、なんとかギリギリでした」と苦笑いした。
「準決勝は、まずは力を出し切りたいと思って突っ張ったけど…。最終ホームで仕掛けてきた白濱(一平)さんに反応したかったんですが、思いのほか脚に来ていた。そういえば、初めて3分戦を戦ったんですよ。いままでは偶然2分戦ばかりで。とりあえず勝ち上がれて良かったです」
ロードレーサーの夢を抱きながら、進学した那覇高校に自転車部はなく、1年時はバドミントン部に所属。2年になり、自転車競技をやりたかった1学年下の女子生徒が働きかけて愛好会が作られ、3年時に正式に自転車部が発足した。
「3年の時は自転車競技で県大会、九州大会に出ることができた。でもたいした成績は残せなくて、悔しくて不完全燃焼だった」
関東の強豪大学で競技を続けたかったが「実績もないし、いい返事をもらえなくて…。それで、一般でも入れる鹿屋体育大学に行きました。そこからですね、競輪選手を意識したのは」
1学年下の女子生徒がいなかったら、もしくは高校時代に完全燃焼出来ていたら。
「競輪選手になっていなかったでしょうね。実業団でロードをやってるくらいだったと思います。人生なにがあるかわからないですね」
そんな新垣が決勝に向けては「(優勝を)狙っていきます」ときっぱり。同期の藤田楓や、新人キラーと化している勝俣亮や泉文人を相手にV宣言した。(netkeirin特派員)