2021/10/19(火) 10:30 0 0
初日は正攻法の位置を選択し、赤板で上昇を試みた同期の浅見隼を突っ張って先行。そのまま2周を踏み切り、番手の伊藤世哉を振り切ってライン3人で上位独占。正に満点のレース内容だった。
「浅見さんには大垣でやられていたし、(赤板では)早めに踏み込みました。1車(米田勝洋の)切り換えたのが分かっていたので、4対3なら大丈夫かと。2周というのは自分の距離じゃなかったし、(最終)2角では一杯だったけど最後まで踏み切れた。勝ててよかったです」と笑顔でレースを振り返る。
準決勝は自在型の亀井久幸と神山尚が相手となり、いい形でレースを進められるのは間違いなさそう。並びは三浦貴大-武田哲二・亀井久幸-大塚英伸・神山尚-宮下貴之-長沼謙太となって2対2対3の3分戦。
「今は準決で力を出し切れないことが多い。構えてしまうこともあるけど、相手(同型)が90点以上持っていたりすると『併せられるんじゃないか』とかビビって仕掛けを失敗してしまう。親父からは『もっと自分がやってきた事を信じて仕掛けてみろ』と言われています。今は大垣が使用できないので、志田(龍星)君とかが岐阜に来ているんですよ。強い若手がたくさんいて、その中で練習をすることによって自分もパワーをもらっているみたい」とも話してくれた。
準決勝について話を振ると、「自分の先行1車みたいな感じですね。落ち着いて出し切るレースをします」とキッパリ。このメンバーなら押し切ってもおかしくはない。(アオケイ・忍足記者)