2025/08/15(金) 22:53 0 1
オリオン賞、二次予選と、らしくないレースが続き「気持ちの問題だと思う」と、ここまで歯切れの悪かった寺崎。
準決勝へ2着権利の準々決勝B。渡邉雅也がホーム、バックを取って主導権の意外な展開だったが、8番手から仕掛けた寺崎浩平が大外を飲み込んだ。
「山崎(歩夢)君次第でした。ただでは先行させないぞ、と楽な展開にさせるわけにはいかないなと思っていた。踏み出しの感じは捲れる感触もあったし、自信もあった。気持ちを立て直せて走れたと思う」と寺崎の表情に明るさが戻った。
競輪はメンタル面が大きく左右される。経験を積み、タイトルに近づいている男は精神的な面でもタフになった。
「昨日(二予)は勝ち上がりの権利(6着まで)が微妙で、敵の作戦も読めなかった部分もあった。レースVTRを見返して反省して、しっかり気合も入った。古性さんを背にして不甲斐ないレースをしたし、二次予選の分まで準決勝では挽回できるように」と意気込む。
現在、賞金ランク7位。とはいっても寺崎は「やっぱりタイトルを獲りたい。大事な後半戦なので、まずは決勝に勝ち上がれるように」と言葉に力を込めた。(アオケイ・八角記者)