2025/08/14(木) 21:43 0 3
このレースは初手で中団をキープした鈴木玄人の動きによって、意外な展開になった。鈴木は後ろ攻めになった後藤大輝を、バンクの上の方に上がりながら執拗に警戒。後藤は巻き返すタイミングをなかなか図れず、鐘前2角で半ば強引に仕掛けたが、前受けの菅田壱道が後藤を出させず主導権奪取。合わされた後藤は後退し、菅田も直線で失速してしまい、両者とも準々決勝に進めなかった。
菅田は「後藤君を待っていたんですけどね。(牽制されて)やりにくかったのかもしれないけど。後ろは(阿部)力也だし3番手には(地元の)川津(悠揮)もいたので、ジャンでは覚悟を決めました。ただ風がかなりあったし、ホームでは脚いっぱいでしたね」と淡々と振り返った。
持ち味を出せず敗れた後藤は「警戒されるかなとは思っていたけど、あそこまで外柵スレスレにやられるのは初めてで…。当たりそうだったし体が固まってしまい、難しかった。力を出し切れず終わってしまった感じなので、その分も3走目は力を出し切れるように頑張ります」と気持ちを切り替えていた。(netkeirin特派員)