最終日6Rのメンバーを見渡した平尾は「なかなか厄介な相手ですね。自分のラインは佐藤さんと2人だけですか」と確認。

　すると佐藤幸治が近寄ってきて「頼むよ」と軽く挨拶。ただ佐藤はじわりじわりと平尾との間合いを詰めながら、「やっぱり最終日は楽しく2人で帰りたいよな」と表情は笑顔だったが、言外に"行けよ"と漂わせる雰囲気。

　そこは空気が読めるというか普段からきっぷの良さを見せる平尾の真骨頂。即座に「佐藤さんに迷惑をかけないように行きますよ!」とキッパリ。

　そのひと言に気を良くした佐藤は「本当に頼れる後輩」とダメ押しの持ち上げ。

　ただ仲が良いからこそ平尾は「失敗したら、帰りの飛行機の中で何を言われるか分からないですからね。帰りくらいは自分も気持ち良く帰りたいですから」と苦笑いを見せながら本音もポロリ。

　それでも「コメントは自力って行っておきますが、気持ち的には佐藤さんの為に先行ですね」と最後は先輩の佐藤をこちらも持ち上げて引き揚げていった。(アオケイ・渡辺記者)