31日から開幕する京王閣競輪ナイター「スピチャン杯＆サンスポ杯(FI)」。12RのS級初日特選に佐々木悠葵が登場する。

　佐々木は前走の「サマーナイトフェスティバル(GII)」で優出を果たし、決勝では関東4車の先頭を務め眞杉匠を優勝へ誘った。

　4日間の中で特に強い内容だったのが吉田拓矢とのコンビで臨んだ準決勝だ。松井宏佑、寺崎浩平という今をときめく最強クラスの自力を相手に2車ながら打鐘から果敢にカマシ先行を敢行。最終バック過ぎで寺崎、そして松井の番手から切り替える郡司浩平が迫ってくるが、しぶとい粘り脚で3着に逃げ残り吉田と共に決勝進出を決めた。

　いい流れのまま迎える今開催、初日は一級品のタテ脚備える杉森輝大と仕事人・芦澤辰弘の2車を背負って先頭で戦う。

　元来の武器である捲りと自在性に加えて先行力も身に着け、今や関東のニューリーダー的な存在になるまで成長した佐々木。次走のオールスター競輪に向けてここもスケールの大きいレースで魅せてくれるだろう。

★佐々木悠葵は京王閣競輪12R・S級初日特選に登場！(発走20:30)
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　また、7RにはL級ガールズ予選1が行われる。

　豪華メンバーが揃った一戦、その中でも中心となるのは久米詩だ。6月のパールカップでは初日落車のアクシデントに見舞われるも、その後の別府競輪、松阪競輪では落車の影響を感じさせない圧巻の走りでともに完全優勝。連日久米の持ち味であるレース巧者ぶりが光った。今開催もシーズンリーダーとして格の違いを見せつけたい。

　次点で人気になりそうなのは飯田風音。近況は優勝から遠ざかっているものの、今年の上旬には尾方真生、石井寛子などの強豪たちを破って優勝を果たしているようにツボにハマった時の破壊力は魅力。飯田の武器である強烈な捲りが炸裂する展開になるかどうか。

　そしてメンバー中、一番勢いがあるのはルーキーの半田水晶だ。ルーキーシリーズでは落車、本デビュー初戦はレースカットでまさかの初日帰郷と度重なるアクシデントに苦しんだが、初の地元戦となった前走の取手競輪では連日距離を踏む思い切りの良いレースで決勝へ勝ち上がりを決めた。そしてその決勝ではペースが緩んだ隙を見逃さずに玉砕覚悟の先行で後続をグングンと突き放すと、捲り迫る奥井迪、岡本二菜を振り切って悲願の初優勝を決めた。今回も相手は強力だが半田らしい出し惜しみの無いレースを見せてほしい。

　この三つ巴の激戦を制すのはいったい誰になるのか、ぜひ注目してほしい。

★京王閣競輪7R・L級ガールズ予選1は18:19発走！
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