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【ドームスーパーナイトレース予想】地位が人を築く! 宿口陽一が負けられない

2021/10/12(火) 21:00 0 6

14日より前橋競輪場ドームスーパーナイトレース(GIII・最終日17日)が行われる。主力選手の近況や、見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。

宿口陽一

 来年から立派な赤いパンツを履く宿口陽一高松宮記念杯の優勝はフロックでなかったし、その後のレースも安定した成績を残している。いわき平オールスターでは二次予選で飛んだが、シリーズを通して4勝。平原康多の練習仲間であり、ミニ平原以上の存在になっている。地位が人を築いて行くし、これからは関東の競輪の構築も重要な仕事になってくる。埼玉勢でラインを組むのが理想だし金子哲大阿部大樹武藤龍生の勝ち上がりを願っていた。

柴崎淳

 柴崎淳もビッグネームの一人。いつタイトルホルダーになってもおかしくなく、あの山口拳矢との連係も機能している。イケメンであるし、今時の若者と同じ目線で接するのが良いのだろう。連係実績のある山田諒なら前を任せるが、その他は自分で組み立てる。

 近畿、中国地区の1班の選手は不在で、北日本は斉藤登志信が主力級。7月開催の当地F1では、根田空史を目標に優勝している。やはりドームと言えば、稲村成浩との世界選手権でのタンデムの銀メダルが記憶に残っている。

佐々木悠葵

 地元は佐々木悠葵に期待が集まるが、オールスターで落車。記憶が飛ぶほどの怪我であったが、復帰戦の松戸ではピンピンで勝ち上がっている。決勝は単騎で、どうにもならなかったが、体調自体は問題ない。7車なら思い通りの走りが出来るが、9車の洗礼を浴びて、これを克服出来るかが問題だ。見かけと違い、小林大介は勝負強いので、自然と決勝に乗っているかも。怪我に泣かされた天田裕輝も混戦なら一発可能。他に地元の1班は稲村成浩だ。ドームの申し子と言われた言葉を忘れてはいけない。

武田豊樹

 武田豊樹吉澤純平の師弟コンビにも注目したい。関東の競輪を再興するのは平原康多だけでなく、武田の役割も重要になってくる。このままでは終われないし、2014年に前橋ではオールスターで優勝している。吉澤はアキレス腱の断裂もあったが元気に復帰。本当、怪我に強い男である。

 南関はメンバー的に苦戦模様だ。四国は佐々木豪池田憲昭がマーク策。九州は個性派の福岡4人衆で坂本健太郎田中誠は、普段連係していない。熊本記念で存在感を魅せた松本秀之介が追加で入り、これは九州勢にとって明るい材料だ。

小林優香

 ガールズは小林優香の完全優勝が有力だ。東京オリンピックでは世界の壁に阻まれたが、女王復活といきたい。妹弟子の児玉碧衣とのオールスター決勝のデッドヒートは名勝負だった。強力な同型不在でスピードの違いを魅せる。小林の次の評価は久米詩だ。上位陣との差が埋まり、ビッグレースで優勝してもおかしくない。細田愛未土屋珠里西島叶子と続いていく。マークの技術では荒川ひかりで、小林にピッタリ続くケースも考えられる。

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