2025/07/13(日) 16:02 0 1
小林といえば、ラインができれば前々へと攻めて爪痕を残し、番手を回ればラインの仕事に徹して持ち場をまっとうする、そんな柔軟性が売りの選手。ただし、その手の激しい動きには落車や失格が付きもので、今期は前々期に失格2回を喫し競走得点が取れなかったため無念の降級となった。
「S級に上がってから2回A級に落ちているんですけど、両方ともレインボー(カップ)に出られるぐらいの点数は持っていました。今回もそれぐらいでいられれば。まずは、失格をしないことですね(笑)」と降級にも下を向くことなく志は高い。
5Rは埼京勢が4人いたが、自力で戦うことを選んだ。「いくら自分が点数を持っていても、柿沼(信也)さんは同県だし安彦(統賀)君の番手を主張するわけにはいかないでしょう」とは言いつつも、A級上位を自分の力で突破するほどの脚力をキープしておかねば、再びS級に戻ったときに苦労すると理解しているからだ。
「目標がいれば、もちろん付かせてもらいますけど、自分でも動ける脚をつくっておかないと。初日はそういう感じ(の組み合わせ)になるし、中団と取って仕掛けられればいいですね」と明確にこの先を見据えている。(netkeirin特派員)