2025/07/11(金) 11:45 0 2
11日から開幕する静岡競輪ナイター「広告宣伝は静岡テレビセンター杯(FI)」。12RではS級初日特選が行われる。
中心となるのは地元の深谷知広だ。前走のGIでも優出、特に準決勝での眞杉匠、森田優弥を完封したカマシ先行は圧巻で、35歳にしていまだ"平成の怪物"と称された若手時代さながらのパワフルな走りを見せている。
今回は優勝を果たした2月の静岡記念以来の地元戦。これぞ深谷知広! という走りを地元のファンも楽しみにしているはずだ。
しかし、その深谷に待ったをかけるのが藤井侑吾だ。
藤井は年明け1月の立川記念、静岡FIで好成績を残しGIでの活躍も期待されたが、2月に蜂窩織炎を発症し地元の「全日本選抜競輪(GI)」を欠場。復帰後もビッグレースでは続けて予選敗退を喫するなど、本来の実力を発揮できずにいる。
しかし自力型手薄な中部勢の救世主となるべく、ここで立ち止まってはいられない。1月のFI戦では①①②着と好成績を残しているこの静岡の舞台で再上昇へのきっかけを掴みたい。得意のカマシ・捲りで深谷相手に力勝負を挑む。
また、深谷、藤井が激しくもがき合うなら、一級品のタテ脚備える単騎の和田圭、杉森輝大も黙っていない。
激闘必須の一戦、どのような結末を迎えるのか注目だ。
★深谷知広、藤井侑吾は静岡競輪12R・S級初日特選に登場!(発走20:19)
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阿部は「日本選手権競輪(GI)」でGI初優出を果たし決勝でも4着と健闘、前走の「高松宮記念杯競輪(GI)」でも青龍賞へと勝ち進み、賞金ランキングは11位と年末の大舞台を十分に狙える位置に付けている。
キラーな仕事ぶりで前を援護しつつ、展開向けば確実に勝ち切る鋭いタテ脚も備えるまさにお手本のようなマーク屋。失格の影響もあり今期は2班の格付けではあるが、1班どころかS班にも引けを取らないその実力を今回も見せてくれるだろう。
その阿部の前を回るのは渡邉だ。
GI3勝、国際大会でも数々のメダルを獲得した言わずと知れたレジェンドレーサー。そんな渡邉も41歳とベテランの域に入りつつあるが、まだまだ自力で奮闘している。
一時は調子を崩し、危うく100点を割るところだったが徐々に復調。前走の松戸競輪準決勝では打鐘からカマシ先行を敢行すると、番手のタテ脚シャープな五日市誠も差せず、逃げ切り勝ちを収めた。今回は中村隆生、真鍋顕汰と共に直近4ヶ月のバック数10本以上の積極型2人が相手となるが実績の違いを見せつけたい。
★阿部力也、渡邉一成は静岡競輪11R・S級予選に登場!(発走19:49)
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