2025/07/02(水) 16:25 0 6
昨年の記念は、8番手からの捲り追い込みで嬉しい地元記念V。普段は厳しい師匠の小倉竜二から「地元記念だし獲りに行け!」のひと言で、構えての捲り一撃だった。本来、カマシ・捲りの選手だし、このレースパターンが一番得意。だけど、こればかりだと相手に読まれるし、ラインも機能せず、後ろに迷惑を掛ける。
「S班として責任の重さは感じている。全部、勝つレースの組み立てをやったら成長しないし、それではタイトルを獲れないと思っている。ある程度、魅せるレースをやりながら、勝負が掛かった時に、勝つ走りをやるのが理想ですね。高松宮記念杯も、長い距離を踏んで、そこそこ粘れるレースもあった。普段からの積み重ねが大事だと思っている」
師匠のオグさんは、どこまで本当で、どこまでネタか分からない面白さがある。ただ、犬伏に対しては厳しく接している。中四国の指令塔の松浦悠士も、きちんとモノを言える大人だ。恵まれた環境で走っており、すぐにでもタイトルを獲るだろう。(町田洋一)