2025/07/03(木) 10:00 0 5
小松島競輪場で3日に初日を迎えた「阿波おどり杯争覇戦(GIII)」。2024年の年間回収率No.1に輝いた「水鳥会長」が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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「阿波おどり杯争奪戦(GIII)」の舞台となるのは徳島県・小松島競輪場。
全国で一番海に近い競輪場で、言うまでもなく海風の影響は避けられず当日のバンク情報には要注意となる。
今シリーズは「高松宮記念杯競輪(GI)」も終わりひと段落と言ったところで、「サマーナイトフェスティバル(GII)」があるものの次の「オールスター競輪(GI)」までは1か月半あり、まさに狭間の戦いとなるだけに各車の調整が大いに気になる。
ここまで三つのGIを終え、トップ戦線の異変に皆様お気づきだろうか。明らかに昨年と比べ自力戦にかげりが出始めている車が多く、復調ならぬまま長い低迷が続き苦しむレーサーが出始め、代わりに今回も出走する地元小倉竜二をはじめとしたベテラン巧者の復権が目立つ。レースに立ち遅れる事なく回せているのは昨年までは見られなかった光景。確実に輪界の勢力図が変わる時期に差し掛かっているのかも知れない。
今節大注目なのが、王者古性優作の自力戦。宮記念杯初日、取鳥雄吾の逃げに全く歯が立たず自ら「自力は弱い」と認めたその脚は昨年の比にならず、今節も自力戦強いられる場面では真価を問われる事になりそう。
今月からSS昇格の松浦悠士も同じくモガキ苦しむ一車。自力戦はおろか目標にも離れてしまう場面多く、トンネルの先が全く見えてこない状態。節間は準地元地区という事もあって番組には多少恵まれそうだが、果たしてその好機をしっかりモノに出来るだろうか。
ダークホース的存在も見当たらない今節は、地元意気上がる犬伏湧也と、東の先導松井宏佑が中心となってくるだろう。古性は近畿の自力型薄いシリーズを乗り越えるにはタテでなく持ち前の厳しいヨコを使わなければならないとみる。
現況は勝ち負けの状態ではないものの、佐藤慎太郎の復活への走りに注目。2008年に見舞われたくるぶしがエグれた剥離骨折から、低迷期を自力戦で戦い見事復活を遂げたその精神力なら今回の窮地も潜り抜けてくるだろう。まだまだ我々オジさんの希望の星であり続けて欲しい。
宮記念杯は優出こそ逃したが三勝を挙げ、今シリーズ間違いなくV候補の一人。郡司浩平、深谷知広不在なら後ろは岩本俊介に任せ、気楽に自分の走りに徹してくる。
近況はレースに立ち遅れる場面が少なくなり、若手追走でも牽制、コース取りに余裕を感じられるようになってきた。元々は誰もが恐れる仕事人だけに、往年のブロックは他線には脅威となるだろう。
太田と言ったら昔は太田真一、その後は太田竜馬、今は太田海也となってしまったが、「まだまだ」と言わんばかりに地元竜馬が復調気配。地元番組の恩恵受けシリーズ台風の目になれるか。
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