2025/06/26(木) 16:38 0 0
御年50歳のベテランが奮闘している。準決5Rは前を任せた鈴木涼介が行けずと見るや内をスルリと切り込み直線を強襲した。船瀬惇平に先着を許したが、あわや1着と思われたほどのキレキレの動きで相当な余裕を感じさせた。「船瀬君とペダルが当たってしまったからね。あれが無ければ…かな。今は弟子や息子(留依・127期)が励みになっているし頑張らないと」と控えめに笑った。
これで4場所連続のファイナル進出となった。4月高知では今期2回目の優勝を飾るなど近況は充実一途。激走の甲斐もあり、これでS級の競走得点も確保できそうだ。
「鈴木君が自分に気を遣ってくれてか早めに行ってくれたおかげ。ここまで来られたら(決勝で点数は)下がることがないし上積みできれば。この終盤の怒涛の勢いはなんだろう? 50歳にして夢があるね(笑)」
選手間で伝わるS級点数のボーダーは、おおよそ91点台の前半と目されている。丸山が今節を迎える前の競走得点は90.92点。まさに勝負駆けだったが、初日特選の3着と準決で点数を積み上げて“確定圏内”に入った。
それでも最後の最後まで集中力は切らさない。「下がることはないし、たぶん取れたと思う。でも決勝が大事。岩井(芯)君の番手からいい着を目指して頑張りますよ!」と最高の形で今期を締めくくりたいところだ。(netkeirin特派員)