2021/10/07(木) 20:25 0 1
圧倒的な人気を集めた火の国戦士コンビが連独占。初の地元記念に燃える嘉永泰斗が打鐘すぎからスパートし、瓜生崇智がゴール寸前で差し切った。
「緊張した。オッズを見て足が震えましたよ。差すのがちょっとぎりぎりになってしまったけど、なんとか1番人気の期待に応えられて良かった」と瓜生は苦笑い。最終的な2車単オッズは1・9倍。買っていたファンはどきどきだっただろう。
2年ぶり2回目の地元記念で初の1着。
「嘉永君が強かった。自力を出していないのではっきりとは分からないけど、悪くないと思う。ここに向けてやってきたし、決勝進出が最低限の目標だと思って走っている」。目標を考えれば、喜んでいる暇などない。早くも視線は二次予選に向いていた。
嘉永も「緊張した」と胸をなで下ろした。
「久留米は3コーナーで止まってしまう印象なので、早く仕掛けるか、遅くするか。緩んだ場所で行けたし、調子は良さそう。2日目以降もしっかりと(最終)BSを取る競走をして勝ち上がっていきたい」。
9Rで2着だった合志正臣も「嘉永が1Rでいいレースをした」と褒め称えた。いきなり登場した2人が勢いをつけて、熊本勢は10人のうち9人が二次予選に勝ち進んだ。地元三割増しという言葉もあるが、やはり地元記念に対する思いは誰もが強い。2日目以降も火の国戦士たちから目が離せない。(netkeirin特派員)