閉じる

【火の国杯争奪戦予想】強豪S班メンバー集まるも中心は脇本雄太

2021/10/06(水) 08:00 0 4

7日より久留米競輪場で「火の国杯争奪戦」IN久留米(GIII・最終日10日)が行われる。主力選手の近況や、見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。

 今回は熊本記念in久留米。3年後の熊本競輪場の再開に向けて、強豪のS班のメンバーが4人集まった。脇本雄太松浦悠士平原康多佐藤慎太郎とS班でも人気者ばかりだ。

脇本雄太

 もちろん、中心は脇本雄太。東京オリンピックからのハードな日程からの疲れか、共同通信社杯は直前、ギックリ腰や足の痛みにより欠場。それでも、体調回復に努めており、ほぼベストの状態で参戦するだろう。熊本競輪の再興は誰よりも願っていたし、かなりのモチベーションで走る。同県・野原雅也の欠場で、近畿の1班は神田紘輔だけ。神田では役者不足だし、ワッキーの親友の中川誠一郎中本匠栄らが、地元番組の恩恵で番手を回る可能性もある。

松浦悠士

 松浦は、ややスランプ状態。それでも高いレベルでの話だし、打倒ワッキーの一番手なのは間違いない。年末のグランプリに向けて試行錯誤しているが、ワッキーのいる開催は楽しみにしている。取鳥雄吾と同乗なら番手回りだが、その他のケースは自分でやる。

平原康多

 落車過多で調子を崩していた平原だが、全盛期に近い走りを魅せている。自力では厳しいと言う意見もあるが、共同通信社杯の準優勝はダテではない。平原マークは、次の地元親王牌に命を燃やしている諸橋愛だ。

 佐藤慎太郎は同県の連係で渡邉一成頼みだ。ただ、東日本というくくりで、平原の番手や根田空史との連係もありそう。どうあれ、この辺りは番組マンも配慮する。

中川誠一郎

 忘れてはいけないのが地元の中川誠一郎。オンとオフのスイッチはハッキリしているが、久留米での熊本記念は3回優勝している。特別競輪より地元記念の方が気持ちが入っており、競られても簡単に飛ばないし、普段より危ないコースも突いている。この辺りは、誠ちゃんワールドだし不思議な現象である。ワッキーを差して優勝が一番簡単だが、九州の自力選手を使っての優勝の方が、本人も嬉しいだろう。九州は北津留翼熊本からは若手先行選手の上田尭弥嘉永泰斗瓜生崇智松岡辰泰松本秀之介の名前がある。一番の期待の若手は愛称がガルベスの上田だろう。S班の牙城は高いが、親王牌直前のGIIIであるし、主力組がオーバーワーク気味だと、思わぬ選手がラッキーボーイとして活躍する可能性もある。

上田尭弥

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票