閉じる

【全プロ記念競輪】菅田壱道「自分で動いていい着を取れたのは自信になりました」

2025/05/25(日) 16:15 0 6

青森競輪場で「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪(FII)」が25日に最終日を開催。10R、ワンダーステージを走った菅田壱道に話を聞いた。

「早めにモガキ合いになったので展開が向きました」と話した菅田壱道

 ここは犬伏湧也郡司浩平森田優弥との4分戦。鎖骨骨折から復帰初戦の森田は手探り状態とはいえ、犬伏と郡司は自力としては格上にあたる。支線扱いとなったが、慌てることなく、戦況を見極めたのちに2角まくりを発動。佐藤慎太郎は続けず、ゴール寸前に郡司に先着を許したが2着をキープと善戦した。

「初手で前受けすれば他のラインに脚を使わせることができるからこっちにもチャンス。だけど、早めにモガキ合いになったので展開が向きました」と初手から始まる巧妙な駆け引きに経験の差がモノを言った。

 最終ホームで後方に置かれても問題ナシで、何より重要だったのは中団にいた郡司よりも先に仕掛けること。佐藤と決めるためには早目の仕掛けが最善で、郡司が内に詰まる想定外のシーンも重なり仕掛けやすくなった。「(別線よりも)圧倒的に脚力が違うなか、しっかり競輪ができたと思います」と何でもありの総力戦にうなづいた。

 名古屋GI日本選手権競輪では決勝に進出し、新山響平の番手を回る絶好のチャンスが巡ったが、痛恨の落車で9着に終わった。「落車をしてしまったし、自分の力が無かった」とサバサバと振り返るなか、大舞台では自力がないと通用しない、と改めて実感したという。

「自力がないとスピード競輪に置いて行かれる。何でもできる自力自在が理想なので何でもできる選手になりたい。ダービーの準決や今回みたく、自分で動いていい着を取れたのは自信になりました」と今開催は実りのあるものとなった。(netkeirin特派員)

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票