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【全プロ記念競輪】神山雄一郎の引退記念パーティに参加した後藤大輝

2025/05/24(土) 15:35 0 15

青森競輪場で「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪(FII)」は24日に初日を開催。1R選抜を走った後藤大輝に話を聞いた。

「僕だけポツンといて、何でおるんね? みたいな雰囲気でした(笑)」と話す後藤大輝

 1R1番車にエントリーされた後藤は果敢に主導権を握るも直線で末脚を欠き5着に終わった。それでも、番手の松本秀之介の勝利に貢献し、3番手の阪本和也も3着に続くなどラインを確定板へ送り込んだのは評価大だった。

 前回の宇都宮記念でも2勝を挙げるなど、近況は充実著しく経験を力として大きな舞台にも慣れてきた。宇都宮では、最終日の晩に行われた神山雄一郎氏の「引退記念パーティー」に参加してきた。さすがに、この手の舞台には慣れていないようで「僕だけポツンといて、何でおるんね? みたいな雰囲気でした(笑)」。

 同卓には浅井康太成清貴之ら濃い目のメンバーがずらりと揃い圧倒されっぱなしで、久留米の大先輩、中野浩一氏に声をかけるのが精いっぱい。多くの先輩やOB、競輪関係者を前に目をパチクリとさせていた。

 それにしても、なぜ後藤が神山氏のパーティーにお呼びがかかったか、だ。聞くと後藤の先輩である紫原政文が取り持つ縁だったという。

「僕がアマチュアだったとき、紫原さんから自転車の乗り方に関する質問をよく受けていたので、そのつど答えていたんです。その話を紫原さんが神山さんにしたみたいで、神山さんは怪訝な目をされていたそうです(笑)。そのあと僕が選手になって神山さんに挨拶をしにいったら『前に紫原さんが乗り方を聞いていたアマチュアって君のこと?』って(笑)。そこから、現場で会うとたくさんお話をしていただくようになったんです。引退される前、別府で同じレースを走れたこともいい思い出になりました」

 紫原は神山氏と同期ではあるが、そんな意外な関係性があったとは。紫原のどん欲な吸収力もさることながら、親子ほどに年齢の離れた後藤と楽しく自転車談義をする神山氏も鷹揚で活発。授かった多くの金言は後藤にとって間違いなく血となり肉となるはずだ。(netkeirin特派員)

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