2025/05/23(金) 17:13 0 5
更なる高みを目指す古性がもがいている。今年は3月伊東GIIウィナーズカップを制し、名古屋GI日本選手権は優勝こそ逃したものの、決勝は確定板に乗るなど戦績は安定している。
ところが「GIのトップと比べてシンプルに脚力が劣っていると感じます。ダービーの決勝もそう。行く予定しかなかったけど脚が一杯。気持ち的に行けなかったので」と厳しい自己ジャッジ。
これだけの成績を誇るだけにゼイタクな悩みとも感じるが、求道者として常に高いレベルを求める古性にとってはわずかな脚力差が見過ごせず、気になる。妥協を許さぬトレーニングは時としてオーバーワークとなり「宇都宮も走る予定だったけど休みなくトレーニングをしたせいか、直前に体に力が入らなくなった」と断腸の思いで一本欠場し今回を迎えた。
それでも、そろそろピッチを上げていかねばならない。それは6月に地元・岸和田の「76回高松宮記念杯競輪」が控えているからだ。地元の大一番に千両役者は欠かせない。本番は刻々と迫っており、弾みを付けるためにも今開催で足りないものを補いたいところだ。(netkeirin特派員)