2025/05/18(日) 12:51 0 1
オープニングレースを走った布居は愛媛の火島裕輝をマークし、早めの巻き返しに乗って快勝。3月武雄の最終日以来6場所ぶりの1着を手にした。
「地区が違うのに火島がよう駆けてくれた。誘導が上がったところでも落ち着いて下げて、巻き返しも早かった。何も言うことはないですよ」と勝ち上がり戦での1着でいえば1月久留米以来となるだけに、笑いが止まらない。
ただ、即席ラインのワンツーにも素直に喜べない複雑な思いもある。「地区が違う子が頑張ってくれたのはありがたかったけど、近畿の後輩ともこんなラインの競走がしたいですね。オレが後ろに付くとみんな甘えてしまうのかな。特に同県の後輩は(笑)。みんな強いんだから頑張ってほしいですよ」と後輩たちとのワンツーを切望した。
長らくS級に在籍し自力で戦ってきた布居だけに、レースで本来の力を出し切れぬまま終わった自力選手の気持ちは痛いほどわかる。追込側に回った今も、我がことのように気にかけており、ポテンシャルの高さを示す後輩たちに奮起を促した。
2日目の準決7Rは近畿同士の内山慧大マーク。「最近は後方になる展開が多いし、そうなるとどうにもならない。でも着ほど脚の感じは悪くないんです。チャンスがあると思うし準決も頑張ります!」と頼れる近畿の後輩へ期待を寄せた。(netkeirin特派員)