2025/05/16(金) 13:45 0 1
宇都宮競輪場の「第1回レジェンド神山雄一郎カップ(GIII)」は16日、2日目を開催。3Rの選抜に出場した小嶋敬二に話を聞いた。
格清洋介、武田亮、小嶋敬二が動く三分戦となったこのレース。車番も悪かった小嶋率いる中部ラインは第三ラインの評価だったが、鐘過3角で叩いた小嶋が絶妙なペース駆けに持ち込むと、武田の中団まくりを合わせ切り、格清も7番手で動けずと100点オーバーの若手自力2人を完封。八日市屋浩之とワンツーを決めた。
引き揚げてきた小嶋は「はぁ〜疲れた」と発し、そこからは“小嶋節”でレースを振り返った。
「初手で中団が取れると思わなかったし、頭になかった。ホームでは(先行と)腹を決めたよ。イチヤ(八日市屋)、(武田のまくりを)止めんかって思いながら踏んだけどね。イチヤが止めてた? 違う違う、あれは俺が合わせたの! イチヤが止めないから。まあでもやっぱり押し切りたかったかな。(S級点もボーダーで)頑張らないとだし。イチヤ!!」
小嶋の先行をかわして1着の八日市屋は周囲から何度もいじられて「空気を読まずすいませんでした」と平謝り。ただ自身も役割を全うしての白星だけにどこか心地よさそう。
「小嶋先輩の後ろということで気合が入った。Sを取りに行って、ブロックもして。誠心誠意やるべきことはできたと思う。それにしても小嶋さんの先行の仕方は本当にすごい。バンクの使い方や強弱の付け方は本当に超一流。若手にもまだまだ負けないはずですよ」と最後は大先輩を持ち上げていた。(netkeirin特派員)