2025/05/16(金) 13:30 0 1
宇都宮競輪場の「第1回レジェンド神山雄一郎カップ(GIII)」は16日、2日目を開催。4Rの選抜に出場した今野有樹に話を聞いた。
今期の途中から「これからは追い込みとしてやっていこうと思います」と戦法チェンジの決意を固めた今野有樹が、単騎で臨んだこの日は的確なコース取りから2着に突っ込んだ。
「周りが強くて何度も立ち遅れてしまい、キツかった。ただ、最後は内が空くと思ったのでそこを狙って。もっとスピードがあればアタマまで届いたと思うけどこれが今の力。それでも確定板には入れたし内か外かの(コース選択の)判断もなんとかできた。コースを間違えていたら(前の落車に)乗り上げていたと思うので」と振り返った。
展開にないてなかなか予選を突破できないことや、自力で動いていた時の点数が残っている影響で、現状はS級点に足りていない。出走本数も多いため「厳しいかな…」と点数アップは至難の業という状況だが、もちろんまだ諦めてはいない。もともと非凡なレースセンスには定評があった“追い込み向き”の資質を備えているだけに、ここからのS級点確保も決して夢ではないはず。ここ宇都宮は100勝を達成した「相性良いバンク」。
開催初日の15日に誕生日を迎えた今野が28歳初勝利を目指して残り2日間も果敢にコースを突いていく。(netkeirin特派員)