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【湘南ダービー予想】迷いなし! 地元シリーズで郡司浩平が主力

2021/09/29(水) 11:00 0 5

30日より平塚競輪場湘南ダービー(GIII・最終日10月3日)が行われる。主力選手の近況や、見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。

 S班の選手も郡司浩平新田祐大清水裕友和田健太郎の4人が参戦して豪華な布陣。年末のグランプリ出場に向けて賞金争いが熾烈になっており、親王牌、小倉競輪祭に向けても大事なシリーズになる。

郡司浩平

 主力は何の迷いもなしに地元の郡司浩平。体調不良でオールスター、小田原記念と欠場したが、復帰した松阪記念、岐阜共同通信社杯と、優勝こそ逃したが完璧な走り。川崎記念、小田原記念は優勝しているが、まだ平塚記念は獲ってない地元シリーズ。勝ち上がり段階では長い距離を踏みながら、決勝は快速捲りで一気に決着をつける。番手は和田健太郎。直前6場所で3回落車をしているが、怪我に強いところを見せている。抜きはなくても、離れもないだろう。

 新田は誰もが認めるように、競技から漢字の競輪にシフトしている。共同通信社杯の決勝はヨコに振って失敗。車間を切って、山口拳矢が捲って来る前にシビアに踏んでいたら、間違いなく優勝していた。本人は賞金でのグランプリ出場でなく、タイトルを獲って乗る事しか考えていない。

清水裕友

 ボヤキ節が定着した清水裕友だが、本人も、最近は、それを気にしている様子。直前の共同通信社杯では、出来に自信が戻ったのか、ボヤキを封印していた。番手が小倉竜二と言うのも心強い材料だ。

 一ヶ月半ぶりの実戦になる古性優作だが、体調面は問題ない。今年はタイトルを獲得して、更に凄みが増してきた。稲川翔とのタッグで、別線一蹴も可能だ。脇本雄太が不在のシリーズだし、荒々しい自在戦を魅せる。

脇本雄太(左)と古性優作

 関東は鈴木庸之杉森輝大の連係。一発穴を出すタイプだし、軽視は禁物だろう。

 一次予選スタート組は森田優弥、地元松坂洋平小松崎大地園田匠野田源一だが直前の出来の良さからも確実にクリアするだろう。二次予選も、特選組に比べても脚は遜色ない。野田は共同通信社杯で負け戦を3連勝。松坂は初の兄弟参戦で、ホームバンクのGIIIだし自然と気合が入る。小松崎は今回は新田の番手回りが約束されている。

 最終日に「ルーキーシリーズプラス」が青森記念に続いて行われる。未来のスターばかりだが志田龍星山根将太の攻防とみたい。志田は開催中止の連続で不運が続いたが、A級2班に特別昇班。山根は1、2班戦で2場所連続してのVと勢いも感じる。

志田龍星(左)と山根将太

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