9日に最終日を迎える青森競輪「日刊スポーツ杯(FI)」。12RではS級決勝が行われる。

　自力上位の木村弘、決勝メンバー中得点最上位である新山将史の地元コンビが中心かと思われたが、中村圭志が木村のジカ勝負を宣言。中村も実績あるマーカーなだけに地元ワンツーは簡単ではなさそうだ。

　そこで注目したいのが単騎で臨む山田雄大だ。23年には競争得点は100点台後半、GIIIでも優出を果たすなど期待の若手として注目されていたが、落車などの影響もあり24年から成績が急下降、来期はA級への降級が決まっている。

　しかし今開催の予選では単騎捲りで快勝、準決勝は武田亮の番手で木村弘を好ブロック、最後の直線では再び迫る木村を何とか凌いで1着でゴール、2連勝での勝ち上がりとなった。

　決勝戦は単騎で臨む。展開がもつれるならば復活の優勝、そんな可能性も感じさせる一車だ。

　地元勢が意地を見せるか、それとも別線がそれを阻止するのか、注目の一戦となりそうだ。

★木村弘、山田雄大は青森競輪12R・S級決勝に登場！(発走20:30)
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　また11RのA級決勝には125期の谷内健太が登場する。

　直近2開催で完全優勝を果たし、今開催は特別昇班を懸かっていた谷内だが、予選で番手の西本直大に差されて2着に敗れその夢は潰えた。

　しかし、準決勝では打鐘から鋭いカマシを仕掛け、そのまま番手の三宅裕武を振り切り1着で決勝進出、初日の負けを引きずることなく力強い走りを見せつけた。

　最終日は決勝で4連続連対中の鈴木涼介など強力なメンバーが相手となるが、特別昇班への再チャレンジに向けてここで弾みをつけられるか。

★谷内健太は青森競輪11R・A級決勝に登場！(発走20:04)
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