2025/04/18(金) 18:00 0 5
伊東競輪場のミッドナイトFIシリーズが19日に初日を開催。注目は2025年度から実施される「KEIRIN ADVANCE」。S級選手たちが新たなレーススタイルに取り組む。9Rアドバンス予選1Bを走る佐藤慎太郎に話を聞いた。
KEIRIN ADVANCE(ケイリンアドバンス)とはガールズケイリンと同様の「先頭固定競走(インターナショナルルール)」を採用した新たなレーススタイル。通常の競輪競走と違いラインが無く、全員が単騎戦といったもの。競技の本質である「ケイリン」により近い形で展開されるため、若い世代や新規ファンにもわかりやすく楽しめる施策として注目される。
佐藤慎太郎は当開催を復帰戦の場とした。1月の松阪GIIIで落車し左骨盤骨折して戦線を離脱し今回が久々の実戦となる。
「練習の感覚はまだまだ万全とは言えないね。早すぎるかなとも思ったけど、先送りをしたら回復までがもっと長くなると考えたんです。ここで走って勢い付けたいし全力で頑張るけど、普段の形式と違うし自分の状態も状態。お客さんは評価を下げてみて欲しいですね」と慎重な口ぶりだ。
9Rは大石剣士や笠松将太ら自力を多用するスピードタイプが集うなか「先行とか言えればいいけど言えないよね。どうすりゃいいんだろう。1番車ったって、これ泳がされたりしたらきついし"チャンスのある位置から"が正式コメントかな」と何もかも初めてとあって、レースへの対応に思いを巡らせていた。(netkeirin特派員)