2025/04/12(土) 18:30 0 9
地元の大黒柱が二次予選に続き、太田海也マークから抜けだし3連勝を達成。詰めかけたファンの前で面目を保った。
「地元のお客さんがたくさん来ていたし、声援に応えられました」と昨年、準決で敗退した当大会のリベンジを決めて胸をなでおろした。
この日、任せた太田とは二次予選でも呼吸を合わせてワンツーを決めていたが、実は前検日から用意周到に準備をしていた。
「前検日の指定練習の際に海也君がいたから、後ろに付かせてもらったんです。自分は普段から、強い自力選手を見つけると、後ろに付かせてもらいダッシュ練習をするんです」と、その甲斐もあり本番2走をピタリと決めてみせた。
ピタリと決めたといえば、太田-山田の3番手の山口貴弘(佐賀)も3着に続き決勝へ勝ち上がった。山田は「山口さん、絶対に付いてきていないと思ったら、いましたね(笑)。いるなと後ろを確認して、山口さんが付いて行きやすいような踏み方で走りました」と前後に気を払った余裕を感じさせる運行だった。
決勝は嘉永泰斗、山田、山口貴弘、園田匠と並び九州は4車で結束する。山田は内枠1番車に配置され、唯一の4車とあって優位に運べそう。一枚岩となって挑めば、開設68周年記念を制した兄・英明に次ぐ兄弟による地元記念制覇も夢ではない。(netkeirin特派員)