ダービーを優勝すればグランドスラムを達成するが、現実的には厳しいと言える。だが、息子の歩夢の力を借りれば、2人でひとつで不可能ではないかも。

　山崎芳仁は「せっかく選手になったのだから歩夢にはGIを獲って欲しい。俺がやってきた事を全て教えているし、あとは本人が噛み砕いて理解するだけ。前回の地元戦は初の親子開催。宿舎は別だったけど、控え室は一緒。もちろん、俺が上座でした(笑)。グランドスラムの事は忘れているし、いわき平グランプリが、もう少し早くあったなら。来年だから47歳になるし、夢は歩夢に託したい。あいつが、ダービーを獲ってくれれば、俺のグランドスラムにカウントされるでしょう。」

　ちなみに、お風呂場での先輩に対する背中流しや、お茶入れが今でもあるか聞いてみたが「俺が最後で、北日本はそういうしきたりはなくなった。今は、夜のコーヒー入れぐらいですよ。」