2021/09/17(金) 19:00 0 4
デビューから2年目に突入した熊本支部の田典幸(た・のりゆき)。田クンだ。苗字の漢字一文字は珍しくないが、読み方も一文字は非常に珍しい。競輪界でも記憶にない。
「熊本には井(い)さんがいました。田の苗字は親戚しか知らないですね。良くも悪くも覚えてもらいやすい。せっかくなら、活躍して覚えてもらいたいです」。
鹿児島大学でサイクリング部に所属し、卒業後は奈良県にあるロードレースの実業団に在籍。自転車好きが高じて、3回目の受験で競輪選手となった。デビュー直後は苦戦が続いたが、近況は車券絡みも増えている。
「まだ余裕はないですけどね。競走に慣れてきたのが大きい。それと乗り方を変えて成績も安定した。新人が出てきて厳しい戦いになっちゃうけど、うまく走れたときはうれしい。熊本競輪の復興も決まったので、ちゃんと点数を上げて地元バンクを走れるように頑張りたいです」。
前回の奈良で初めて33バンクを体験。立て続けに今度は防府バンク初出走だ。ゴール前で何度も珍しい苗字が呼ばれるように上位進出を狙う。(netkeirin特派員)