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【日本選手権競輪】アンバサダー猪子真実さんと名古屋競輪場を探検したら… 地元選手たちが大乱入!?

2025/04/06(日) 18:00 0 10

4月29日に開幕する最高峰のG1レース「日本選手権競輪(通称・競輪ダービー)」。5年ぶりのG1開催となる名古屋競輪場を、“第79回日本選手権競輪G1アンバサダー”の元ガールズケイリン選手・猪子真実さん(愛称・マミちゃん)にナビゲートしてもらいました! 観客席から競輪場グルメまで、本場の楽しみ方をご案内します。場内を歩いていると、練習中の地元選手たちが続々集まってきて…!?(取材・構成=netkeirin編集部)

猪子真実さんと名古屋競輪のマスコット・くるくるが名古屋ダービーを盛り上げる!

名古屋駅からアクセス良好!

 名古屋市中村区にある名古屋競輪場名古屋駅から市営地下鉄東山線で3分ほどの「本陣」駅から無料バスが出ており、「中村日赤」駅と「中村公園」駅からは徒歩12分の距離にある。

 鮮やかなブルーのシャツで現れたマミちゃんは朝から元気いっぱい! 来るG1最高峰・ダービーに向けて、名古屋競輪場を案内してくれた。

ロイヤルルームはゆったり!

 まずは正面スタンド最上階・4階にある「ロイヤルルーム(入場料3,000円)」から。ゆったりした空間にソファが並び、モニターが設置されている。窓からは抜群のロケーションでバンクが見下ろすことができ、生のレースを楽しみながら他場の情報収集も抜かりなくできるのが嬉しい。

 ここでマミちゃんが目を付けたのは「畳のベンチ」。客席に畳があるのは珍しい!? が、競輪選手にはなじみがあるようで「道場みたいですね!」とリラックス。

 ロイヤルルームを利用すると特典として食堂や売店で使える1,000円相当のチケット進呈とソフトドリンク飲み放題、予想紙無料サービスが受けられる。快適に1日を過ごしたい方にオススメだ。

バンク内の選手たちに「おーい!」

 続いて正面スタンド3階の特別観覧席へ(入場料:指定席500円、自由席200円)。最前列を選べば大きな窓から走路が間近に見え、臨場感が味わえる。

 この日は開催がなかったが、バンク内では愛知支部の選手たちが練習中。特観席にいるマミちゃんに気づいた選手から手を振られ、マミちゃんも「おーい」とお返事!

 特観席は各座席からの視界がしっかり確保されているのが嬉しいポイント。現地で車券を買いたい方は、後方の席が投票所に近く便利かもしれない。ダービー前に改修され、1人用の指定席が増設される予定。おひとりさまも、より快適に過ごせるようになりそうだ。

 ちなみに地元選手の出場時には、ホワイトボードに選手の顔写真が掲示される。マミちゃんはS1選手の枠の中に師匠・笠松信幸選手を発見! 直前の名古屋記念で決勝3着と奮闘した笠松選手を指差してニッコリ。

「笠松さんと山内(卓也)さん、愛知支部はベテランが頑張ってますよね。若手も(纐纈)洸翔と(藤井)侑吾が強いし、ダービーも頑張ってほしい!」

 なお、ダービー期間の有料席は事前予約制。インターネットからは4月11日まで予約を受け付けている(入場は予約不要)。

競輪選手なじみの味!しらす丼

 正面スタンド1階にはキレイな食堂『FOOD SHOP758(ナゴヤ)』がある。愛知ならではの名物フード『どて丼』や、赤だし味噌汁がついた『刺身定食』が人気だそうだ。

 豊富なメニューの中でもマミちゃんのイチオシは『しらす丼(680円、味噌汁セットは+50円)』と『ねぎま串(1本160円)』。名古屋のねぎまは鶏肉ではなく、豚肉が主流なのだそう。

「えっ! ねぎまって普通、豚肉じゃないんですか?」と驚くマミちゃん。香ばしく焼かれた豚バラと、ネギ本来の甘みを感じるねぎま串は絶品だ。

 そしてマミちゃんイチオシのしらす丼は、篠島(愛知県)から仕入れたこだわりの釜揚げしらすがたっぷりで、ご飯をすっかり覆い隠している!

「しらす丼は選手食堂でも人気なんですよ。お土産としても販売していて、競輪選手はみんな名古屋にしらすのイメージがあると思います」

 大ぶりで食べ応えのあるしらす丼はうまみがギュッと詰まって美味! 味付けはわさび醤油でピリッと大人の味だ。豊富なカルシウムとDHAで車券推理もはかどるかも!?

 ほかにも名古屋名物・味噌カツやエビフライなど美味しいメニューがたくさん! さらにダービー期間は連日キッチンカーも出店予定となっている。

BMXコースの建設進む

 かつて東スタンドがあった跡地では、BMXレースコースの建設が進んでいる。夏に完成予定で、2026年に行われる第20回アジア競技大会の会場に仮決定しているそう。

 五輪で注目を浴びたBMX。KEIRINグランプリ2024を制した古性優作など、BMXから競輪に転向した選手は男女ともにいる。自転車競技の発展、そして未来の競輪選手育成のためにも、名古屋競輪場は重要な拠点となり今後さらに魅力を増すだろう。

バンクの中へお邪魔します!

 そしてなんとこの日は特別に、管理棟からバンク内にお邪魔できることに!

 検車場に入ると、2024年のヤンググランプリを制した纐纈洸翔選手にバッタリ。練習中にもかかわらず、快く撮影に応じてくれた。

 さらに地下を通って敢闘門を抜けると、こちらも愛知期待の星・藤井侑吾選手が! 豊橋で行われたG1全日本選抜は蜂窩織炎のため無念の欠場。G2ウィナーズカップを控えたこの日には「もう大丈夫です」と笑顔を見せてくれていた。

名古屋を盛り上げてね!」とマミちゃんも地元G1出場を控える若手コンビにエール。するとこの二人、ウィナーズカップ最終日に連係し見事ワンツーを飾った。“マミちゃんパワー”おそるべし!? 地元ダービーへいい流れとなりそうだ。

地元選手が大乱入!?

 バンクではプロの競輪選手とアマチュア選手が練習をしており、以前は自身も一緒に練習していたマミちゃんは「今日は人数が多いですね」と目を丸くしていた。

 若手もベテランも男子も女子も関係なく一緒に練習をする選手たちの姿から、愛知支部の雰囲気の良さが感じられる。

 すると練習を一区切りした三浦稔希選手が「プロ集合!」と声をかけ、その場にいた競輪選手が集まって整列。わざわざ撮影に応じてくれたのだ!

 愛知支部の名古屋ダービーへの合言葉は「#中部を盛り上げたい」!!

 練習中にもかかわらず、男子は山内卓也選手や吉田敏洋選手など、ガールズは中野咲選手に永禮美瑠選手、西脇美唯奈選手の総勢14名の選手が撮影に協力してくれた。本当にありがとうございます!

 ダービー開催中も愛知支部がおなじみの「ふとももカフェ」などのイベントを出店し、開催を盛り上げる予定。愛知支部は競輪開催だけではなく、夏祭りやサポーター大感謝祭でも率先して地域を盛り上げている。このファンとの距離感が近さが愛知支部の魅力だろう。

名古屋競輪の“穴場スポット”って?

 最後に名古屋競輪の“穴場スポット”を教えてもらった。G3以上の開催中だけ開放される、バックストレッチ側の芝生席だ。普段見れない角度から、ちょっとしたピクニック気分でレースを観戦できる。

 イメージキャラクターの元SKE48・松井珠理奈さんはダービー最終日にイベント出演し、歌を披露してくれるのだとか。開催中のイベントは場内と隣接する中村公園の2拠点でイベントが行われる予定で、プロアスリートや元アスリートも登場する予定。詳細の発表をお楽しみに!

 もちろんアンバサダーのマミちゃんも、本場で来場を待っている。

「やっぱり競輪は生観戦が一番楽しいと思います。大声で応援したら気持ちいいですし、走行音や選手の体つき、息遣い、そしてG1ならではの緊張感を間近で感じてほしいです。レースもイベントも地元選手たちが盛り上げてくれますので、ぜひゴールデンウィークは名古屋競輪場にお越しください!」

 名古屋でのG1開催は5年ぶりだが、前回はコロナ禍で無観客。3月初旬の名古屋記念ではたくさんの来場者が訪れるなか、地元のベテランが結果を残した。

 最高峰G1ダービーは熱戦が繰り広げられること間違いなし。ぜひ名古屋競輪場に足を運び、“ダービー王”が歴史に名を刻む瞬間を見届けてほしい。

※イベント予定は変更となる可能性があります。

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