2021/09/17(金) 16:30 0 1
人気は地元の山口拳矢だったが、北日本独占の原動力になった渡邉一成。突っ張る感じで踏み、上手くヤマケンの番手に嵌まった。
「相手が嫌がる戦法を考えていた。門田君の押さえが遅かったし、突っ張っておこうと。あとは、ヤマケンが見えたので、ギヤをシフトチェンジして、番手に嵌まる作戦。これも後ろが守澤君と言うのも大きかった。中川さんも守澤君には近づきたくないだろうから、そこでやめてくれたので」。
そこから少し一成節が始まり「個の強さと言うか、フィジカルの強さなら近畿より北日本(笑顔)。ファンから見れば、ラインとして機能するレースが少なく、そこは歯がゆい気持ちがあるでしょうが…。友和さんのレースに対する姿勢、守澤君の体の使い方、新田君のトレーニング方法とパワー、慎太郎さんの勝負に対する強い気持ち。どれを取っても超一流だし、僕自体、勉強になっている」。
相手が一成の突っ張りがあると思えば、走りが萎縮する。少し怖い一成が戻ってきたと感じるレースだった。(町田洋一)