2021/09/16(木) 11:00 0 1
北井佑季との同期対決に注目が集まった準決勝。前受けからレースを組み立てた平山は北井の後ろで粘る走りを見せたが、番手の安藤宜明にさばかれて内に詰まる苦しい展開。それでも必死に堪えて、4角空いた内を踏み上げて2着に入った。
「準決は自分だけライン3車だったし、本当は先行をしたかった。でも北井さんが強いのは知っているし、粘るというのは作戦の1つにあった」と話してくれた。
「自分のレースをVTRで確認したけど、中途半端なレースをしてしまった。技術も全然ないし、あれだと後ろも詰まってしまうし、迷惑をかけてしまった。結果的に2着だけど反省の残るレースでした。」と振り返った。
ただ最近平山には心境の変化があったようだ。
「デビューしてからずっと予選は1着だったんですけど、大宮の予選で松本一成さんに捲られてしまったんですよ。それが悔しくて帰ってから、セッティングや練習方法に改めて向き合うようになりました。基本はバンクで練習をしているんですけど、山で坂道を登ったり、今までは全くやっていなかったウエイトを始めたりしています。競輪場にもマシンはあるけど、あえて会員制のところににって、自分にプレッシャーをかけながらやってます(笑)」。
決勝は準決でも対戦した北井や卒記チャンプ桑名の同期2人がいる。
「あまり意識し過ぎてもダメだと思うので、見てくれる人たちが納得してくれるようなレースをやって、力を出し切りたい」と力強く締め括った。
相手は強力だが平山の初Vに期待したい。(アオケイ・富記者)