2021/09/14(火) 15:00 0 5
グランプリ出場の賞金の為にも、今シリーズはビッグネームにとって大切な大会となる。GIIと言っても優勝賞金は2079万円。準優勝が993万円。3着が621万円と高額だ。共同通信社杯の特徴は、オール一次予選の自動番組。二次予選も自動番組で準決から番組マンの編成。全部、自動番組でも良いと思うし、コンドルの武田社長も同じ提言をしている。
主役は当然、脇本雄太と思われたが、前検日に急遽ギックリ腰で欠場。これで優勝争いは混沌としてきた。自動番組で運、不運も重要な要素になるが、松浦悠士、清水裕友の中国ゴールデンコンビに期待したい。脇本、新田がいると、流石に、この2人も色あせて見えるが、ファンにとっては逆風でも、この2人には追い風。今後、親王牌、競輪祭、グランプリに向けて、策士の松浦はワッキー対策を練ってくるが、ここは自分らの競輪を魅せられる。今回の前後にも注目したい。
北日本は新田祐大が、真摯に漢字の競輪に向き合い始めてきた。佐藤慎太郎は新田に気を遣いながら新田を乗せるのは上手い。新山響平の出来も良ければ、新田の2段駆けも面白くなる。守澤太志は来月、事故点のペナルティーで斡旋が停まるので、今月は1円でも多く賞金を上積みしておきたい。
郡司浩平はオールスター、小田原記念と病気で欠場。直前の松阪記念は、心配されたが、問題ない動きだった。深谷知広の不在は痛いが、自力でも互角以上に戦える。番手はもちろんS班の和田健太郎になる。
関東は平原康多の復調度が鍵。度重なる落車で、どこまでベストの状態に戻せるかだ。宿口陽一がGI覇者になり風格が出てきた。あとは森田優弥、眞杉匠、吉田拓矢の機動型の仕上がりが問題だろう。
中部は地元山口拳矢に期待が集まる。直前の記者会見では「一人でも多く先輩を決勝に勝ち上がらせたい」と心境を語っており、有言実行して欲しい。地元記念で優勝した浅井康太と、ラインとして機能させるのも重要なテーマだ。機能不全と言う言葉を払拭させたい。
中四国はゴールデンコンビを中心に小倉竜二が参謀役。ムラだが太田竜馬がシリーズ男になる可能性もある。九州は北津留翼と中川誠一郎だし、とてもとても…と言う感じだ。ただ、アクシデントがあったとは言え、中本匠栄は昨年のチャンピオンだ。2班の注目は山口拳矢の他に町田太我だったが病気欠場で残念な結果になってしまった。