2025/02/23(日) 16:00 0 0
125期が唯一不在だった4Rは中村翔平が人気に応えた。前受けから櫻井宏樹ラインを送り出して3番手に入ると、ペースが上がった後は内を突いて櫻井後位を奪取。すかさずロングスパートに出た米倉剛志の番手に飛び付いて、最後は鋭く抜け出した。
「作戦はなし。感性のまま走った。櫻井さんが結構いいペースで駆けていたし、あのまま誰も来なかったら捲ろうと思ったけど…。33バンクなので難しかったですね」
これぞ前々のお手本のようなレース。余裕があり過ぎるのか、忍者のような俊敏な立ち回りだった。
「もっと脚をつけないと。GIとか見たら、あんなに寒そうでもあれだけのレースになっている。まだまだですよね。選手をやるからには上を走りたいので」
4節連続の決勝進出へ視界は良好だが、見据える先はもっと上。同時開催中のGIから刺激を受けている。ホームバンクは久留米だが、現在は拠点を移している。
「実家が飯塚市なので、去年の7月から小倉で練習しています。今は山本浩成と一緒にやっています。彼からもいい刺激をもらっていますね」
ダッシュ力が自慢の山本は今期が初S級。中村は、ひと足先に上のレベルを体感する後輩と汗を流し、レベルアップを図っている。準決勝は寺師幸成を目標から最後は鋭く突っ込む。(netkeirin特派員)