2025/02/18(火) 10:15 0 2
3Rは初連係だった上野恭哉と加倉正義の久留米ワンツー。上野が後ろ攻めから強引に主導権を奪うと、小坂丈が番手の加倉に飛び付く意外な流れになったが、加倉が小坂をさばいて上野に続いた。
「意外も意外で…」と笑いながら振り返ったのは加倉。
「向こうのあの動きは予想してなかった。でも恭哉が冷静に走ってくれた。それよりも恭哉はすごく気合が入っていた。話をしていたときから『向こうは突っ張ってくると思うけど、死ぬ気で叩きます』って言ってくれて。ブーメランは? って聞いても『いや、叩きます!』って。ビックリした。どちらかといえば彼は自在タイプのイメージだったので。俺の方が弱気でしたね。申し訳なかった。ドキドキしてたけど、踏み出しで付いていけて安心できたし、飛び付かれてスイッチが入りましたね」
さすがに横の動きで負けるわけにはいかなかった。上野がペースを上げた後は難なく番手を守った。
「前回の小倉の最終日が情けないレースをしちゃったんです。今回みたいな叩きに行った時に離れてしまった。それもあったから頑張りたかった。それにしても恭哉の気持ちが嬉しかったなぁ。彼への認識を改めないと。申し訳ないって言っちゃいました」
気分良く準決勝進出を果たした。準決勝8Rは立部楓真-山口龍也の後ろから昨年10月以来の決勝進出を目指す。(netkeirin特派員)