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【今週の競輪好プレー】深谷知広“深谷は深谷である” / 静岡GIII・最終日12R決勝

2025/02/18(火) 12:00 0 14

東京スポーツの前田睦生記者がレースの中から”思わず唸った”選手をピックアップする「今週の競輪好プレー」。今週は深谷知広が見せた悲願の地元優勝の好プレーをお届けします。前田記者直筆解説と一緒にぜひご覧ください。

2月16日 静岡競輪「たちあおい賞争奪戦(GIII)」S級 決勝

南関の悲願でもあった深谷知広の地元優勝(写真提供:チャリ・ロト)

 静岡競輪場の「開設72周年記念 たちあおい賞争奪戦(GIII)」を地元の深谷知広(35歳・静岡=96期)が制した。2021年に愛知から静岡に移籍して、チャンスはあったものの勝ち切れていなかった。

 やっと…の感がある。深谷の移籍後、深谷は南関のためにの走りを爆発的な勢いで披露している。平成の怪物は、輪史に残る戦いを繰り広げてきた。その深谷が地元記念を勝つこと、は南関の悲願でもあった。もちろん、GI優勝に続くものでもある。

 その大事な一歩をやっと…。2着に続いた岩本俊介(40歳・千葉=94期)の喜びようが、いろんなものを表現していた。

 好プレー箇所は、最終バック。そこまで深谷は我慢して、自分の爆発力にかけた。超強敵が揃い、乱戦となる中でも、冷静に自分を信じていた。深谷が深谷であること。その力強さを完全に示した。

 踏み合った新山響平(31歳・青森=107期)と眞杉匠(26歳・栃木=113期)の消耗をひとのみ。展開が向いた面もあるので、★は3つ。ただし、このレースまでにかけられた苦労、苦難を思うと、1つ足して4つとしたい。

 深谷が見せている競輪に、多くのファンが心を打たれている。まだまだ、その先へ。豊橋の全日本選抜(2月21〜24日、GI)が、迫る。

すごいで賞=★★★★☆(星4つ)

▶︎静岡競輪2月16日 12R S級決勝の結果はこちら
▶︎前田節満載のコラム「前田睦生の感情移入」はこちら

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