先手を握った矢野昌彦に乗ると、宮本隼輔にスイッチし直線を鋭く抜け出して1着ゴール。人気を集めた宮本隼輔が3着に沈み、2着に城戸俊潔が入り3連単273,740円と高配を演出した。

　初日の1着は昨年10月の当地以来。そのときも小松崎大地-成田和也の3番手から突き抜けて3連単で579,330円と穴を叩きだしていた。「前回も熊本でしたね。なんか方角がいいですね」と好相性を誇る当地との肌合いの良さを示した。

　だが、レース内容には課題が残った。「矢野さんが踏めていたし、先輩を迎え入れて、そのあとどうするかって展開をつくらないといけませんでした。脚はいいけど気持ちに余裕がなかったし申し訳なかったです」とバックで宮本にスイッチしたプレーを反省した。

　2日目、準決12Rは関東が1人とあって単騎での戦いとなった。他派は松本秀之介、田中大我、山根将太にラインが集まる3分戦。各ラインの動向を見極めて絶妙なコース取りで再度、連進出を目指す。(netkeirin特派員)