2025/02/15(土) 16:00 0 2
昨年、亡くなった矢村正さんの冠杯と共に続く熊本競輪、伝統のシリーズ「松本秀人杯」が今年も行われる。秀人さんは競輪一族に育った秀之介にとって身内にあたる存在だが「(続柄を)よく聞かれるんですけど、じいちゃんの兄弟と思います…たぶん。お会いした記憶もないんですよ」と、何やら自信無さげ。それもそのはずで、秀人さんは秀之介が生まれる1年前に亡くなっているからだ。調べると、秀之介の祖父の弟・叔祖父(おうおじ)で、秀之介は大甥(おおおい)となる。
さて、今節は地元の代表として挑むこととなる。昨年11月の落車からリズムを崩し、最近は「体と自転車がマッチしていない。いい時なら自然に流れるけど今は自分で踏み込まないと力が伝わらない」と悩みを口にしていたが、1月久留米、2月高知と続けて決勝に乗り「ひと場所ずつ、走るたびに良くなってきました」とようやく本調子を取り戻しつつある。特選12Rは初連係の近藤保の援護を頼りに自力勝負。
「地元戦に向けてやれる準備はできました。どっかしらで仕掛けたい」と負けられない3日間に腕をぶした。(netkeirin特派員)