2025/02/06(木) 16:45 0 1
12R特選のメンバーを眺めた荒澤と金澤幸司の北日本2人は、目標が不在とあってしばし熟考を重ねた。年齢でいえば金澤-荒澤で回るのが自然だが、金澤が「(去年の11月の)落車のあとが良くないんです。明らかに脚が落ちているし1回しか踏めない。自分でやるのは難しい…」と申し出たために悩ましくなった。そのあと、東日本スジを頼って田中晴基との連係を模索したが、田中が「今はもう追い込みでやっているんですよ…」と難色を示したために、さらに答えは先送りとなった。
話し合った末に、最後は荒澤-金澤でまとまることとなった。荒澤は「まあ、こうなったら年齢とかは関係ない。オレに幸司って並びは7年ぐらい前の静岡記念であったし別に変じゃない。共にバラけてもやることは限られるし、2分戦になったらどっちかのラインがきつくなる。それなら自分が前でやって3分戦にしますよ。だからって、何年も動いていないしどうなるかな。被る前に踏む、とかならできるかも。先行? いやいや、それは無理(笑)」と決断した。金澤も「本来なら自分が前でやらなきゃいけないけど状態が状態なので」と荒澤に甘えることにした。
荒澤も今でこそ追込選手として立ち回っているが、若き頃はS級の最前線でビシビシとタテ脚を繰り出していたファイターだ。往年の記憶を思い出して一撃にかけるか。(netkeirin特派員)