宿舎へ帰る『バス待ち』の時に黒河内由実がみんなを集めてなにやらゴソゴソ。どうやらこの日のレースが渡辺ゆかりのメモリアル1000走目だったようで、「ゆかりさんにサプライズ！」と特製バルーンを手渡し、開催中のガールズ全員で大台達成の渡辺を祝福した。

　これには渡辺もビックリで「大好きな準地元の前橋で節目のレースを迎えられて感慨深いものがあります。ここまで何度もつまずき、大きな怪我もしたけど、こうやってみんなに祝ってもらえて本当に嬉しいです」と笑顔、笑顔。

　選手生活で一番思い出のレースを聞くと「ガールズコレクションです」と即答。

「第1回か、第2回か、まだコレクションがはじまったばかりで、メンバーは全員1期生。レースは加瀬(加奈子)さんの先行に乗って4角絶好。差せば優勝の展開だったのに、後ろの中村(由香里)さんに差されて3着でした。良い思い出というよりは苦い思い出だけど、このレースが一番印象に残っています」

　また今後については「優勝からも1着からもだいぶ遠ざかっているけど、走る以上は少しでも良い着を目指して。お客さんの車券に貢献できるように精一杯頑張ります」と語った。

　ちなみにガールズ最多出走は小林莉子の1092走で、年齢を考えたら、これから2000、3000と、どんどん数字を伸ばしていくだろう。(アオケイ・長谷川記者)