2025/02/04(火) 22:00 0 0
昨年の終盤から自ら動くレースが多かった藤野貴章。
「今年は佐賀、長崎の自力選手以外の後ろは回らない」と決意。初日は福岡の田代匠の後ろを回れる番組だったが単騎を選択。4着で準決勝進出を決めた。
「追い込みの戦いに飽きちゃった。6番手や7番手で大きな着を取っても面白くない。それなら自分でやって、いい位置から捲ったり、競りに行ったりもできるので。そのかわり、そのためには練習をしっかりやらないといけない。自分にムチを入れる意味でも、ですね。初日も田代君に付きたい気持ちもあったけど、決めたことなので」
初日はロングスパートに出た同期の菱田浩二の3番手を回り、最後は後ろから1車抜かれてしまった。
「あれでペースが緩めば番手に行ってもいいし、あの流れなら捲りに行けたらベスト。でも菱田君が強かったし、練習を頑張ってやっているのに、後ろから抜かれて悔しい。もっともっと練習をやらないといけないと思わされました」
ひとまず1年間はこのスタイルを貫くようだ。
「途中で心が折れちゃうかもしれないけど(苦笑)。とにかく脚を付けるためにも1年練習して、これでやっていく。1年後に、自在のまま行けるのか、追い込みになるのか判断したい」
準決勝は同県の久保光司がセットされ、自在戦は封印となるが、藤野の今後の戦いに注目していきたい。(netkeirin特派員)