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【蒲生氏郷杯王座競輪予想】レース運びがクレバーな郡司浩平 久々の実戦で魅せる

2021/09/07(火) 19:30 0 8

9月9日より松阪競輪場蒲生氏郷杯王座競輪(GIII・最終日9月12日)が行われる。主力選手の近況や、見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。

郡司浩平

 体調を崩して久々の実戦となる郡司浩平いわき平オールスターと地元の小田原記念を欠場。大事な大会を走れず、状態が心配だがS班として主役の一人。後半戦は脇本雄太新田祐大の世界のパワー対策が鍵となる。年々、レース運びがクレバーになり、新たな“郡司モデル”を構築しつつある。

 守澤太志は、佐藤慎太郎以上に良いマーカーになっている。まだ自分の色を出さずに、先輩を立てているが、これから北日本は守澤中心に回る時代も考えられる。来月は事故点のペナルティーで斡旋が停まり、今月は賞金をアップさせておきたい。北日本で高橋晋也菅田壱道小松崎大地を盛り立てるが、郡司マークの番組も組まれそう。そうなれば、車券は買いやすくなる。

 平原康多は、怪我の代償が大きく波に乗れないでいる。オールスターは無事完走したが、良い時なら、もっと脇本雄太古性優作に詰め寄っていた。直前の小田原記念の落車も気になる。今節は練習仲間でありタイトルホルダーの宿口陽一や同県の後輩の黒沢征治を目標にする。

 ボヤキ節が板に付いた清水裕友だが、これも本人にとって大事なガス抜き。不振が続いていたが、直前の小田原記念は、だいぶ戻していた。

 ホームバンクは四日市浅井康太だが、地元戦に変わりはない。連係実績のある皿屋豊竹内雄作を足場に決め脚を発揮する。今年は、波に乗れないでいるが、それでも賞金順位は上位にいる。

浅井康太

 近畿は大物が直前の向日町記念を走っており、今回は三谷竜生稲川翔が親方の立場。中四国は一発屋の原田研太朗が欠場でピンチヒッターは取鳥雄吾宮本隼輔もエリートだが、ミニスランプ状態だ。九州で魅力を感じるのは園田匠の突っ込みぐらい。ただ、直線は短く、園田向きのバンクではない。個人的には、58歳でS級に復活した松阪のドン、萩原操に頑張って欲しいと思っている。

萩原操

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