2025/01/31(金) 13:15 0 0
前期の後半辺りから調子を戻してきたイメージの栗本武典。今期の競走得点も92点と初日特選組に肩を並べる程の力の持ち主。
ただ本人は「京王閣の前は気管支炎になってそのあと静岡の前はコロナとインフルエンザに同時に罹ってしまい…。その後の岐阜と松山で連続優出できたのはよかったですね」と体調を崩す事が多かったようで自己採点はイマイチだと言う。
それでも初日は断然人気を背負っての競走。ホームで先頭に立つと中団から捲り上げて来た橋本陸を番手の江本博明が好ブロック。橋本マークの田中が内に入って来て戻った時に接触してしまい、3番手を固めていた水野悟志が落車。その縺れもあり、栗本がまんまと逃げ切った。
千葉ワンツーが決まったかに思えたが、仕事をこなした江本が斜行失格を取られてしまい、レース後の栗本は浮かない顔。
「流し過ぎましたね。もっと踏んでいれば江本さんは失格にならなかったと思う。申し訳ないです」と反省しきり。
「今日のレースプランとしては橋本君と踏み合う覚悟でホームで仕掛けた。ただ、橋本君が全然踏まずに下げたのでそこが誤算。それで全然踏み上がる感じもなったし、全然ダメですね」と景気のいいコメントはゼロ。
ただ栗本の魅力はキレのあるダッシュ。準決勝以降は自分の持ち味をフルに発揮してレース内容にも拘りたい。(アオケイ・松野記者)