準決勝12Rは山口拳矢が逃げ切った。山岸佳太にフタをして、最終ホーム手前から一気にスパート。そのまま誰も寄せつけずゴール線に飛び込んだ。

「自分のペースでいける一番楽な感じで行けた。最後までよく踏めたと思いますよ」

　3着だった初日特選に続いて積極性も示しての勝ち上がりに「最終バックを取って勝ち上がれている。理想通りですね」と笑った。

　S級S班から陥落した25年。立川記念で幸先良くVを飾り、久しぶりのFI戦でも上々の動きを見せている。

「寒さや重さも気にならない。決勝も自力で頑張るだけですね」

　連続優勝でさらに勢いに乗るつもりだ。(netkeirin特派員)