先頭員早期追い抜きで失格した本デビュー戦以来、約半年ぶりに山崎歩夢が地元参戦。年末グランプリの日にはいわき平競輪場内で“選手会福島支部カレンダー”を販売するなど、スター候補でありながら裏方の仕事をこなしていた。お客さんから直に励ましを受けており、地元ファンの前では負けられない。

「大事なところで勝ち切れていないし、勝ち切ることを考えて。組み立てが下手だし改善していきたい。父にはしっかり力を出し切って勝てと言われています」

　当面の目標は「特昇してS級に上がる」こと。その先に地元記念での親子連係も。気が早いがそんな期待を抱かせる。(アオケイ・市川記者)