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【弥彦競輪】芦澤大輔「初めて武田さんの前を回る」

2021/09/05(日) 17:00 0 5

弥彦競輪「サンケイスポーツ・夕刊フジ賞(FI)」は6日、初日を迎える。12レースのS級特選を走るファイターの芦澤大輔に話しを聞いた。

鬼のファイターの芦澤大輔。地元の鈴木庸之の番手で初めて武田豊樹の前を回る。

 “近畿のマーク屋の序列について”に続き、他地区の事も書いてくれと各方面で言われるが、そもそも他地区では成り立たない企画。関東で一流のマーク屋と言えば諸橋愛ぐらいだし、ランクの付けようがない。

 ただ、芦澤大輔は個人的にも認めているし、我々の世界では評価の高いマーカー。やや、タテ脚は落ちるが、競りに行くスタイルが玄人好み。やられた時に強引に暴れるマーカーもいるが、自ら勝負しに行くのが芦澤の真骨頂。現状のマーク屋列伝をやったら、間違いなく上位に入る。

いわき平オールスターの競りも賛否両論があるのは分かっています。わざわざ中西大君の番手を競りに行かず、決めずとコメントして竹内雄作君、吉田敏洋さんの後ろを回る手もあった。その方が着は良いかもしれない。だけど、それは自分のポリシーに反するので。古い考えが染みついているし、時代遅れなのですが…」。

 だけど、そう言う、きちんとした競輪をやっているから、武田豊樹の方から「芦澤、番手を回れ」の言葉を得た。初めて武田の前を回る事に対して、芦澤自身は恐縮していたが、内心、涙が出るほど嬉しいはずだ。

 今は地区対抗のライン戦だし、ワッキーが戻り近畿に勢いが戻ってきた。松浦悠士清水裕友のタッグでさえ色あせて見える程だ。今は関東の競輪が崩壊しているし、厳しく若手に接する事も出来る、芦澤の役割は大きい。(町田洋一)

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